菊地成孔(Naruyoshi Kikuchi)のプロフィール
菊地成孔(きくち なるよし/1963年6月14日生まれ)は、 作曲家、サックス奏者、文筆家、プロデューサー、DJなど多岐にわたる活動を展開する音楽家。 ジャズを基軸に、ラテン、ヒップホップ、現代音楽、室内楽、エレクトロ、ポップス、 さらにはアニメ音楽まで領域横断的に表現する、日本音楽シーン屈指の“ジャンル破壊者”。
菊地は東京藝術大学卒業後、数多くのバンドプロジェクト(DCPRG、JAZZ DOMMUNISTERSなど)を率い、 またソロ活動、映画音楽、アニメ音楽(『坂道のアポロン』『大豆田とわ子と三人の元夫』など)でも高く評価。 鋭い批評性とユーモア、インテリジェンスを併せ持ち、音楽だけでなく メディア出演、執筆、講義と多方面に影響を与え続けている。
菊地成孔が影響を受けたアーティスト
ジャズを基盤としつつ、ラテン、ボサノヴァ、ヒップホップ、現代音楽など 多彩な音楽に言及してきた菊地。ここではインタビューや講義、著作で触れた代表例を紹介。
1. Miles Davis
モード〜エレクトリック期の姿勢に影響。革新性・都市性の象徴。
https://www.youtube.com/watch?v=Zj8kWkF-Aok
2. Charles Mingus
怒りと詩情、社会性を伴うジャズの姿勢。
https://www.youtube.com/watch?v=GSiD9I78tQY
3. Antonio Carlos Jobim
ボサノヴァの和声/空気感/都市感覚。
https://www.youtube.com/watch?v=2c7P5T9vJig
4. J Dilla
ヒップホップにおけるビートの解体と再構築。
https://www.youtube.com/watch?v=Hb65dQf7f6w
5. Claudio Monteverdi
バロック音楽の様式と声楽、構造的発想。
https://www.youtube.com/watch?v=8Q0A0s1dOqI
6. 華原朋美〜小室哲哉作品
J-POP批評と愛着対象。90年代音楽文化の参照軸。
https://www.youtube.com/watch?v=qMz89LDSgdo
活動年表
- 1990年代: ジャズシーンで活動、異端的存在として注目
- 2000年: 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール始動
- 2004年: DCPRG本格始動、クラブ×ジャズ再定義
- 2012年: 『坂道のアポロン』劇伴で高評価
- 2017年〜: JAZZ DOMMUNISTERS、文筆活動強化
- 2021年: 『大豆田とわ子と三人の元夫』劇伴を担当
聞くべき名曲・プロジェクトガイド
🎷 ジャズ/即興性
- DCPRG — ジャズ×クラブミュージックの金字塔
- ペペ・トルメント・アスカラール — 室内楽×ボサ×電子音響
🎬 映像音楽(劇伴)
- 『坂道のアポロン』
- 『大豆田とわ子と三人の元夫』
- 『ハケンアニメ!』
🎤 ボーカル・ポップス的アプローチ
- 『南米のエリザベス・テイラー』
- 『New York Hell Sonic Ballet』
※公式MV数が少ないため検索リンクで案内
https://www.youtube.com/results?search_query=菊地成孔
ファン層とSNS傾向
音楽好き・思想/思想史に関心ある層、ジャズファン、批評好きから支持。 X(旧Twitter)では語り/社会批評/音楽論がバズりやすい。 YouTube/Podcast出演も注目される傾向。
共演/関係アーティスト
- 小西康陽 — 文化論と編曲美学の対話
- 一十三十一 — シティポップ/モダンAOR文脈
- 小室哲哉作品 — 批評対象として愛着
- 松永大司 — 映像作品音楽
ライブ・出演情報
- DCPRGライブ
- ホール公演〜クラブイベント
- メディア出演・講義イベント多数
制作スタイル・使用楽器
- 楽器: サックス/ピアノ/DAW
- 特徴: ジャズ理論×ラテン×ヒップホップ×現代音楽
- 思想: 批評性とポップセンスの両立



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