草野マサムネ(スピッツ)さんが影響を受けたアーティスト/ミュージシャン

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今回は、草野マサムネ(スピッツ)さんが影響を受けたアーティスト/ミュージシャンを紹介していきます。

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草野マサムネさんのプロフィール

草野マサムネは、日本のロックバンド・スピッツのボーカル兼ギタリスト、そして全楽曲の作詞・作曲を手がける中心人物。1967年12月21日、福岡県福岡市早良区に生まれ、本名は草野正宗(読みは同じ)。その繊細かつ独特な感性で、J-POP界において長年にわたり多大な影響を与えてきた。

中学時代にビートルズやRCサクセションを聴き始め、音楽への関心を深める。高校ではヘヴィメタルやパンクなど幅広いジャンルに触れ、大学進学後の1987年にスピッツを結成。当初はパンク・ガレージロック色の濃いサウンドを志向していたが、徐々にメロディ重視のポップロックへとシフト。1991年にメジャーデビューを果たす。

草野の書く歌詞は、「透明感のある日本語」「不思議な比喩」「抒情性」といった特徴を持ち、世代や性別を超えて多くのリスナーに支持されている。代表曲には「空も飛べるはず」「チェリー」「ロビンソン」「楓」などがあり、日本ポップス史に残る名曲として語り継がれている。

また、2002年からは個人名義でラジオ番組『草野マサムネのロック大陸漫遊記』(TOKYO FM系列)を開始。自身の音楽ルーツや影響を受けたアーティスト、マニアックな楽曲を紹介するその内容は、彼の豊かな音楽知識と独自の視点が垣間見える貴重な場となっている。

草野マサムネは、派手な自己主張を避ける内省的なスタンスながら、確固たる音楽観を持ち続ける稀有なソングライターであり、30年以上にわたり第一線で活動し続ける“日本語ロック”の象徴的存在である。

草野マサムネさんが影響を受けたアーティスト/ミュージシャン

ザ・スターリン(遠藤ミチロウ)

ラジオ『ロック大陸漫遊記』で「スターリンというバンドのカセットを聞いて…目から鱗だった」「歌謡曲的でもメタル的でもない歌詞が飛び出してきて、歌詞づくりのコアが変わった」と語っています。

そんなある時友達に借りたスターリンというバンドのカセットを聞いてあ~こういうのもアリなんだなと。目から鱗だったんですよね。あのスターリンはそれまで聞いてた歌謡曲っぽいなんかこう惚れた腫れたみたいな歌詞ではなくってホントに全く違う世界を教えてくれました。そこからねするする~っと面白いように歌詞が出来るようになったんですけども、なんか背伸びして、歌謡曲的な恋の駆け引きの歌とかなんかメタルにありがちな悪魔とか地獄の歌とかじゃなくてもいいんだなと気付かされたというか。あと意外な言葉の組み合わせとか、歌謡曲では使われないようなオシャレじゃない過激な言葉がすごくロックっぽいなと思ったんですよね。なんで俺の作詞のルーツはまずこのスターリン、遠藤ミチロウさんだなということになります。」

草野マサムネのロック大陸漫遊記(9月12日放送分文字起こし)より

ZELDA

同番組で、「歌詞の中の“若いキリンの群れ”という表現に衝撃を受け、イマジネーションを刺激された」と発言。シュールさと発想の妙が、自作歌詞のヒントとなったと明かしています

「んで、日本において、当時、昭和のころはなんだかんだでロックって男の世界になりがちだったんすよ。特に福岡だと、九州だとね。そこに性別を超えた世界を初めて聞かせてくれたバンドが次に紹介したいZELDAです。これまでにもこの番組では何度かかけてる番組上重要なバンドでもありますが、今日聞いてもらう『うめたて』。埋立地をさまよう人の歌なんですけれども、その中に「遠い島に住む 若いキリンの群れ」っていうのがあって、歌詞が、これね最初ね単にシュールな歌詞なのかと思ってたら、このキリンの群れというのがコンテナを積み下ろしするあのクレーンが並んでる様子かぁってのが分かったときはすげーって思いましたね。思わず膝を叩いちゃうような。それ以外にもありきたりじゃない言葉でイマジネーションを掻き立てられる歌です。

草野マサムネのロック大陸漫遊記(9月12日放送分文字起こし)より

THE BLUE HEARTS

「ブルーハーツは最初に聴いたとき、衝撃で呆然とした」「歌詞のストレートさとメロディのキャッチーさ、そのポップさに先を越された感覚を覚えた」と言及。パンク要素+歌謡性の融合に強い影響を受けた模様です。

「次は、ザ・ブルーハーツ、行ってみたいと思うんですが。ブルーハーツは、最初に聴いた時は、俺18歳ぐらいかな。あまりの衝撃に呆然としたんですが。一緒に聴いてた友達、当時一緒にバンドやろうって言ってたバンドの友達と、これは、マジなんじゃなくて、わざと「ガンバレ」とか、そういうダサい言葉をパロディとして使ってんじゃないかと、話していました。

【草野マサムネのロック大陸漫遊記】21/9/12…「作詞の師匠で漫遊記」THE BLUE HEARTSより

Pixies(ピクシーズ)

「シュールで文学的、小物使いも効果的。初期スピッツの歌詞に影響がある」と語り、具体的な楽曲として『Wave of Mutilation』を紹介しています

とにかくね、まずシュール。で文学的。その辺はZELDAとかとも通じるんですけども、そんで小物使いも上手くってその辺は松本隆さん的でもありなんで初期のスピッツは結構ピクシーズ的な歌詞の世界を目指していました。スピッツファーストアルバムの曲作りの時とかがそうかなぁ。インタビューでもピクシーズの影響を言っていたことがあると思います。で、今日聞いてもらう曲、『Wave Of Mutilation』は車で海に突っ込んで人魚とキスしてエルニーニョの海流に乗ったり、エビとかカニと一緒にマリアナ海溝を走ったりとぶっ飛んだ内容となっています。

草野マサムネのロック大陸漫遊記(9月12日放送分文字起こし)より

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