THE BLUE HEARTS、THE HIGH-LOWS、そしてザ・クロマニヨンズと、数々の伝説的バンドでボーカルを務めてきました。唯一無二の歌声と、純粋でメッセージ性の強い歌詞、そして圧倒的なライブパフォーマンスは、多くの人々の心を揺さぶり続けています。
時代を超え、日本の音楽史に多大な影響を与え続ける、まさに「ロックの魂」を体現する存在です。
甲本ヒロトさんと言えば、私たちの世代にとっては、青春そのものと言っても過言ではない、特別な存在です。彼がボーカルを務めたTHE BLUE HEARTSがデビューした時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。当時の日本の音楽シーンに一石を投じるような、ストレートで魂に響くパンク・ロックは、閉塞感を打ち破るかのようでした。「リンダリンダ」や「TRAIN-TRAIN」といった曲は、まさに社会現象となり、多くの若者が彼の言葉に熱狂しましたね。
放送後半で、サニー・ボーイ・ウィリアムソン 『Good Morning School Girl』をかけた後に、ヒロトが「今日は、ちょっとどうしても、かけたかった曲なんで急いでかけました」「なんでこの曲をどうしてもかけたかったというと、あの、このコンピレーション盤を紹介したかったんです。これは、中村とうようさんとか日暮さんとか鈴木啓志とかが編集なさった『RCAブルースの古典』ていう3枚組のLPなんですよ。実は、僕らは、これで育ったと言ってもいい。リロイ・カーもこれで初めて聴いたし『RCAブルースの古典』ていうものをきっかけに、1人づつのブルースマンを、気になった人を追いかけていくんです。そんで、そうやって、きっかけなんだ。で、今日のラジオも、もしかしたらきっかけになればいいと思って今日、この仕事を受けたし、山口くんと話すことでどんどん扉をひらきやすくなるんじゃないかって僕は思ったし、だから、今日の放送を聞いて、クロマニヨンズ好きになったとか、サンボマスター好きになったとかは、そんなのは、どうでも本当はよくて、ロック好き、ロックロール好き、ブルース好きて言ってくれれたら1番嬉しいです。その仲間にサンボやクロマニヨンズいるなって思って貰えたら最高だろ。で、このRCAブルースの古典てのは、道標になったレコードなんです。
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