今回は君島大空さんが影響を受けたアーティスト/ミュージシャンを紹介していきます。
君島大空さんのプロフィール
1995年生まれの日本の音楽家。2014年より活動を開始し、自身で作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱を行い、多重録音による音源をSoundCloudで公開し注目を集める。以降、ソロ活動を中心にしながらも、合奏形態でのライブやツアーなど多岐にわたる音楽活動を展開している。
2019年には1st EP『午後の反射光』を発表、同年7月にはFUJI ROCK FESTIVAL ’19のROOKIE A GO-GOステージに合奏形態で出演するなど、音楽シーンでの存在感を高めた。その後も、シングル『火傷に雨』(2020年)、『光暈(halo)』(2021年)、3rd EP『袖の汀』(2021年)を発表し、活動の幅を広げる。2023年1月には待望の1stアルバム『映帶する煙』(読み:えいたいするけむり)をリリース。このアルバムは音楽専門誌「ミュージック・マガジン」のジャンル別ベストで日本のロック部門年間1位を獲得するなど高い評価を受けた。同年11月には合奏形態での初のツアーを成功させている。
また、ギタリストとして吉澤嘉代子、高井息吹、adieu(上白石萌歌)などのアーティストのライブや録音に参加し、楽曲提供や編曲など幅広い分野で活躍中。福生チキンシャックのジャムセッションを通じ、新井和輝(King Gnu)、岡田拓郎、高井息吹らと親交を深め、音楽シーンで独自の存在感を放っている。
NHK Eテレのドキュメンタリー番組「no art, no life」の主題曲を担当するなど、映像作品とのコラボレーションにも積極的に取り組む。その独自の音楽スタイルは、繊細でありながらも力強く、多くのリスナーの心をつかんでいる。
私が君島大空を知ったのは、YoutubeでNHKが提供している「tiny desk concerts JAPAN」。
赤い口紅をしながら歌う彼の演奏を見て一目で好きになりました。前述の通りこの動画ではKing Gnuの新井さんも参加されていて、彼の音楽性の高さがわかります。
特に私が好きな曲としてご紹介したいのは「都合」(英語では「whatever floats your boat」)という楽曲です。ヒップホップ全盛の現代において、日本でどんどん素敵なロックアーティストが出てくるのは嬉しい限りです。必聴!
君島大空さんが影響を受けたアーティスト/ミュージシャン
Phoebe Bridgers(フィービー・ブリジャーズ)
君島:ルーツの1曲で選んだのはPhoebe Bridgers(フィービー・ブリジャーズ)の『Halloween』です。ルーツと言うには出会いが直近過ぎるのですが、彼女の表現にはとても共感する部分が多くて、とても影響を受けていると思います。
CD屋の試聴機を漁っているときに、初めて彼女の作品に出会いました。収録されているアルバム『Punisher』はジャケットが暗くて、かっこよくて、サウンドには一聴き惚れをしてしまいました。自分は昔から、Tom Waits(トム・ウェイツ)というアーティストが好きなんですけど、その方に通じるようなアメリカフォークの泥臭さをこの時代にやっている人がいるのかと思って。
それからよく調べてみたら自分と同い年でさらに興味がわいて、歌詞を和訳したりしてどんどんのめり込んで行きました。
『Halloween』の歌詞の冒頭では、<病院の隣に住むのは嫌だ/一晩中サイレンが鳴り響く>と歌っていて、今、自分が住んでいるのが病院の近くで、まさにそんな夜があるので、すごく親近感を覚えました。
自分と近しい部分は、社会とか身の回りの友だちとか自分への気持ちの向き方だなと思います。外に対してある意味でとても冷めているけれど、どうにかして自分の昔の呪いだったりと向き合って、生きていく息遣いに勇気をもらいながら、アルバム制作中もずっと聴いていました。
フィービー・ブリジャーズの歌詞に親近感を覚えたという君島。直近に出会ったというが、フィービー・ブリジャーズの作品に惚れたことは、今後の君島のアーティスト像を作り上げることに繋がっていくことだろう。
君島大空が「のめり込んだ」と語るほど聴き惚れたアーティストは?より
君島大空が「のめり込んだ」と語るほど聴き惚れたアーティストは? | radiko news(ラジコニュース)君島大空が「のめり込んだ」と語るほど聴き惚れたアーティストは?
フィービー・ブリジャーズ(Phoebe Bridgers、1994年8月17日生まれ)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州パサデナ出身のシンガーソングライターであり、インディーポップ・ミュージシャン。11歳でソングライティングを始め、地元ロサンゼルスでのライブ活動を通じて注目を集めた。
若干22歳で、ライアン・アダムスの目に留まり、彼のプロデュースによるデビューEP『Killer EP』をリリース。ライアンから「ネクスト・ボブ・ディラン」と絶賛された彼女は、その後もコナー・オバーストやミツキ、テレヴィジョンなど、多くの実力派アーティストとのツアーを経験。LAを拠点にしつつ、その繊細で叙情的な音楽スタイルで世界的にファンを増やし続けている。
マーク・リボー(Marc Ribot)
― では、影響を受けたアーティストやギタリストは?
君島 親父がトム・ウェイツを好きだった影響で、マーク・リボーが一番好きなんです。親が聴いていた音楽は敬遠したのですが、一周して考えたら昔から聴いているし、自分の趣向もジャズだったりフリーな要素の強いものに傾向していったので、リボーのプレイはやっぱりすごく好きだなって。
Music Plus Yourself | 君島大空 より
Music Plus Yourself | 君島大空 - FenderNewsギター自体が友達でもあるような気がします フェンダーより発表となった新シリーズ「Player Plus」のロー
1954年生まれのアメリカ人ギタリスト・作曲家。実験音楽やフリー・ジャズを軸に、トム・ウェイツやエルヴィス・コステロ、ジョン・ゾーンなど多彩なアーティストと共演。独自の革新的なスタイルとジャンルを超えた音楽性で、現代を代表する多才なギタリストとして知られる。
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